土づくり
健康な稲で美味しいお米を作るためには、多くの栄養が必要です。
冬の間に、総合栄養資材である「たい肥」や、葉と茎を丈夫にし根に活力を与えるために必要な成分を含んだ「土づくり肥料」を与えて栄養をあげます。
たい肥や肥料を早めに混ぜておくと、分解が早く進んで、稲に栄養が吸われやすくなるのです。
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健康な稲で美味しいお米を作るためには、多くの栄養が必要です。
冬の間に、総合栄養資材である「たい肥」や、葉と茎を丈夫にし根に活力を与えるために必要な成分を含んだ「土づくり肥料」を与えて栄養をあげます。
たい肥や肥料を早めに混ぜておくと、分解が早く進んで、稲に栄養が吸われやすくなるのです。
春、代かきに備えるために、水田を耕して、固まっている土をやわらかくします。
この時、稲の生長に必要な肥料を混ぜます。
種は、田植えの前20日を基準として、一育苗箱当たり100~130gをまきます。
苗をつくる場所は、以前は水田などの苗代がほとんどでしたが、最近は苗を寒さから守るため、パイプハウスで育苗することが多くなりました。
田植えをしたらすぐ根を張らすことができる丈夫な苗づくりが大切となります。
丈夫な苗に仕上げるためには、
田植えの約3日前、肥料をまいた直後に水をはり、トラクターで土のかたまりをくだいて、土をかき混ぜます。これを「代かき」といいます。
代かきは、田んぼを平らにして水の深さをそろえ、土をやわらかくしてを田植え作業がしやすいようにして、田植えの準備をします。
長さ10~20cmに育った苗を、田植機で植えていきます。
一般的な植え方は、条と条の間が30cmで、株と株の間は18cm前後です。1株に植える本数は4本前後で、深さは3cm程度に機械で調節します。
稲が順調に育つように、雑草を取り除きます。
病気や害虫、雑草の被害から稲を守るため畦(あぜ)の草刈をします。
稲の成長にあわせて田んぼの水量を調節します。水がなくなると、稲がしおれてしまい、また、水が深すぎて水没すると呼吸ができなくなるので、3~5cm程度が適当です。
また、病害虫が発生した場合には、被害の少ないうちに農薬をまきます。それでも、農家はできるだけ農薬を使わないように努力をしています。
茎の増える時期が終わるとが10日間程度、水を抜き田んぼを乾かします。これを「中干し」といいます。
そうすることで、空気中の酸素を土の中に取り入れ、根を強くし、秋まで稲がすくすくと成長します。
穂が出ることを出穂(しゅっすい)と言います。
出穂するとすぐに籾(もみ)が開いて、黄色い「おしべ」が顔を出します。これが、開花です。
出穂すると、その日のうち、または翌日には開花し、受粉がおこなわれます。
夏の太陽の光で、稲は順調に生長し、田んぼは一面、青々と茂ります。
稲が黄金色に実り、穂に実がぎっしりつまってその重さで垂れ下がってきたら、刈り取り真近です。
刈り取る時期が、早くても遅くても、品質の悪いお米になります。
農家は、刈り取りの時期を決めて、実った稲を刈り取り、収穫します。
収穫されたもみには平均25%程度の水分が含まれているので、乾燥機にいれて乾燥させます。
乾燥したら、お米をおおっているもみがらだけもみすり機で取り除いて、玄米にします。
収穫からもみすりまではたいへんな作業になるので、刈り取ったお米をもみのまま、直接カントリーエレベーターに運び、乾燥・もみすりをカントリーエレベータでおこなっている農家が増えてきています。
刈り取った稲を束ねて棒に掛けて(棒がけ)天日干しする方法もあります。
とりだした玄米は、粒のそろった大きいものだけを選んで、袋に詰めて、出荷します。
農家から出荷された玄米は、入念に検査し格付けされます。
格付けされた玄米は、一定の温度で管理された低温倉庫で静かに保管し、お米の鮮度とおいしさを保ちます。
玄米は精米工場に運ばれ精米されます。